こんにちは。斉藤麻美です。
わたしは昔、不器用で何回も仕事を解雇された経験があります。けれど今では克服してその経験をもとに発達障害の方の支援をしています。
本日は、そんなわたしが解雇されるちょっと前、解雇されるかもしれないと思ったときの両親との会話についてお話しします。
わたしは上司から発達障害を疑われていましたが、両親からは発達障害ではないと言われました。
両親曰く、わたしは発達障害ではなく、環境が悪いだけで、上司からいじめられているだけだと・・・。
上司が悪いだけと言っていました。
確かに、実際に発達障害の検査をしたものの、発達障害とは診断されなかったのですが不器用な自覚はかなりありました。
ところで、わたしの母は専業主婦です。
祖父母はもう他界しており、母は両親の介護経験もあり結構手先が器用なのですが、どこか抜けているところがあり、その点はわたしにそっくりなのです。
あ、逆ですね笑
わたしが母にそっくりなのです。
親に似るとはこういうことかと思いました。
両親の考え方は子供に大きな影響を与えます。良くも悪くもどちらの影響も受けるのです。
わたしは以前医療機関で働いていたのですが、上司から言われた不器用さの具体例について、両親と話し合ったことがあります。
素人の母が専門用語をたくさん使い、細かい話について来れたことにはとてもビックリしました。
医療に無知な母はよっぽど祖父母の介護を頑張ったのだろうと感じました。
でも母は結構抜けているところがあって、とっさのことには対応できません。そこが以前のわたしにそっくりで不器用さは母ゆずりだと感じます。
父は仕事人間だったので、子供のわたしはあまり器用さについての判断材料がなかったのですが、器用さを必要とすることは苦手のようでそもそもやらないのです。
そう!そうなのです。苦手意識を持ったことはやらないというのが父でした。慣れている得意なことをいつもやっていました。
家事や介護が得意で手先が器用な母とは違い父も不器用なのです。
そして、母も経験のないことには対応できず、根本的には不器用なのです。
慣れていることはテキパキできるので、一見器用に見えるのですが、本質は違います。
そう、わたしは不器用な両親に育てられたので不器用に育ったのです。
不器用さは先天的なものではなく、環境的要因が大きいのです。
両親はいつもこんなことできるはずがないと、諦めさせることが多かったのです。
もちろんオリンピックに出るとか芸能人になるとかは、一握りの人間にしかできないことで、強い気持ちがなければできないので、そういう大きな類のことを諦めさせるならまだわかります。
目の前の学業や生活の方が大切なのも事実です。
しかし、日常生活の些細な出来事についても全部諦めさせるような関わりを無意識にされていました。この無意識というのが厄介なのです。
いつも母はわたしに不器用だからとか、あの子はお金持ちだからとか、才能がある人は違うとか、こんなこともできなくてとか、努力家だから遊んでいる人と違ってもう伸びしろがないとかと言われて育ちました。
そう言われるとそれが現実になってしまうのです。1回ならまだしも毎日ずっとです。しかも、直接言われることも多かったですが、無意識の部分が1番大きいのです。
ところであなたは初めてのおつかおいの番組は見たことありますか?
小さな子供が初めておつかいに行くので色々準備をして道順を確認したり、買うものを確認したりします。まさか小松菜を買ってきてとは言わないと思います。ほうれん草と小松菜の違いは小さな子供には難しいはず。漢字だってまだ読めません。
でも大の大人に同じようなサポートをしたら、バカにしてるのかと言われかねませんね。
ということは、サポートの程度はその人の能力の程度を表しているのです。しかも他者から見た程度です。
だから周囲からの評価の程度があなたの価値観に影響してしまうのです。そうするとどんどんできないと思ってしまうこともあるのです。
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