こんにちは、斉藤麻美です。
本日は、発達障害にも影響する盲点についてお話しいたしますね。

盲点には実際に見えなくなる物理的な盲点と発達障害の現状が反映される心理的盲点があります。
物理的な盲点とは、目の構造上、見ているはずなのに、見えていない部分が存在している部分のことです。
実際は見えていませんが、不自然な視界になってしまうので、脳が勝手に視野を補って、盲点の背景と同じ状態を映像として映し出しているので、普段私たちはその存在に気づくことは発達障害の有無に関わらず、ほとんどありません。
意識的に確認することはできるのでやってみましょう。
白い紙の右側に「●」を、10センチほどはなして左側に「+」を書きましょう。

左目を手で隠し、「+」を右目の正面に「●」を右側にもってきて「+」を見つめて、
紙を顔から20センチほど離して前後に動かすと「●」が消えます。

その消えたところが盲点です。
不思議ですね。
反対の目でも同様になります。
これに対して心理的盲点というものがあり、スコトーマとも言います。
スコトーマは実際には見えているものの、意識から外れて認識していないものです。
このスコトーマに着目することで発達障害は克服できるのです。

例えば、あなたは学校や仕事に行くまでの道のりで全ての建物を覚えていますか?
お気に入りのお店や友達の家、特徴的なところなどは覚えていますが、印象が薄いところは覚えていないはずです。
これがスコトーマです。

覚えていないからといって無ではないですよね。
発達障害がある、得意不得意に凸凹があるので、認識にも凸凹が生まれやすく、スコトーマの凸凹があることが多いです。

私は学生のころ、ファーストフードでアルバイトをしていました。
人の顔を覚えるのが苦手でしたが、レジで提供するか、番号札を持って待ってもらうスタイルだったので、顔を覚えてその人を探すという行動はなく、普段は困ることがありませんでした。

でもある日、テイクアウトのお客様に渡し忘れがあり、追いかけることを諦めていると、十分に間に合う可能性があるから追いかけるように言われたのです。
そのお客様の顔を知っているのは私だけなので、私以外の人は追いかけられないのですが、私はその人の顔を覚えていないので追いかけることができなかったのです。

十分に間に合うというか、ほぼほぼ見つけることができるタイミングでミスが発覚したのです。
ということは記憶もまだ鮮明なはずですが、そもそも覚えていなかったのです。
結局探しに行くフリをして渡せずじまいでした。

顔を覚えていないことも言えませんでしたが、このようなことは30代後半になるまでずっと続いていたのです。
あとあと必要になるからと、何度も覚えようと努力しましたが、今必要でないものは後回しになり、今必要なことに集中してしまっていたのです。
このように必要な情報の一部分が欠けることもスコトーマが原因です。
顔に限らず、今は必要ないけれど後で必要になることはいつも見えていませんでした。
あとあと困ることは分かりきっていたので、覚えようとしたのですが、できたことは一度もありませんでした。
それには原因があったからなのです。
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