こんにちは、斉藤麻美です。
あなたは何歳ですか?
私は43歳なのですが、よく大人になるにつれて時間の流れが早くなるという話を聞きませんか?

なぜこの話をしようと思ったかというと、発達障害の克服に大きな影響を与えるからです。
客観的に1日が24時間なのはみんな共通ですが、時の流れの感覚はたいてい年々早くなりますよね。
5歳の子にとっての1年は5年間のうちの1年間で20%ですが、10歳の子にとっての1年は10%だから占める割合が大きいほど時間が長く感じるという話を20代前半の頃、いろんな人から聞きました。
この時間の流れが発達障害の克服のカギになります。

43歳の私にとっては43分の1ですから、2.3%くらいで占める割合は子供に比べるととても少ないですよね。
だから人は、年月の過ぎる感覚が年々早くなると信じていました。
でもそれは間違いなのです。

多くの人が年々、年月が早くなると感じているのは事実ですが、その理由は違うのです。
その本当の理由に発達障害克服のカギが隠されているのです。
カメラのレンズで写真を何枚も撮るように、シャッターチャンスが多いほど時間は長く感じるのです。

主観で時間が長く感じるのは、たくさんのことに関心を向け、新しい経験をたくさんすることで起こります。
この状態が発達障害の克服に適した環境です。

大人になるとあらゆることに動じなくなりますが、子供は常にいろんなことに関心を向け、思いがけない発想をしますよね。
このような状態は、成長の可能性の振り幅が大きいのです。
子供はまだ語彙力も少なく、論理的思考ができないので右脳中心で物事を考えます。
私には弟がいるのですが、子供の頃、私がヘアゴムを買ってもらったら弟も欲しがったのです。
ボンボンがついているヘアゴムです。

母はこれは女の子用と言って弟を諦めさせようとしたのですが、駄々をこねて譲りません。
仕方なく、弟用のボンボンがついているヘアゴムも購入したところ、弟は大喜びではしゃいでいました。
でもかわいいものが好きなわけではありません。
あくまでもお姉ちゃんだけずるい、僕も欲しいというスタンスでした。
弟は母にボンボンを頭につけるように頼みました。
弟は坊主なので、結ぶ髪の毛がありませんでした。
母は困り果てて、弟に諦めるように言うと泣き出してしまったのです。
仕方なくガムテープで頭に貼り付けると、大喜びではしゃいで近所の人に自慢してまわりました。
こんな風に子供はいろんなことに関心を寄せるので時間の流れが長くなるのです。

信じ難いかもしれませんが、あなたも新しい経験や新鮮な1日は普段より長く感じませんでしたか?
時間の流れと生きた年数は関係があるようにも見えますが、実際は関係ないのです。
子供が言葉を覚える臨界期がありますよね。

その理由はいくつかあるのですが、その1つに感性豊かな時期という理由があります。
脳の発達の過程など自分ではどうにもできないこともありますが、感性豊かに暮らすことは何歳になってもできます。
私は長い間、重度の喘息だったので息を潜めるために、感情を殺して生活してきた期間がとても長くありました。
そのことは、知らず知らずのうちに発達障害に大きな影響を与えていました。
感情を豊かにすることは発達障害の克服だけでなく人生も豊かにするのです。
病気などの要因がなくとも、感情が乏しいことは人生の大部分を損しています。
発達障害を克服できるだけでなく、同じ出来事で淡々と「あ、そうなんだ・・・」と思っていた日々が「うわ、これすごい、感動した、楽しい」と思える人生にしたいと思いませんか?

では、感情を豊かにすることでなぜ発達障害を克服できるのでしょうか。
感情を豊かにするだけでは発達障害を克服できるわけではありませんが、重要なカギなのです。
その方法は発達障害克服の方法で教えていますので、下記のリンクよりご登録くださいね。