こんにちは、斉藤麻美です。
本日は、繰り返してしまう反復思考についてお話ししますね。

繰り返してしまう反復思考とはどんなものだと思いますか?
反復思考には、ネガティブな思考を繰り返し、くよくよと考え続ける「反芻思考」と、同じ条件で同じ試行を繰り返す「反復試行」の2つの意味があります。

発達障害の人はもちろん、どんな人でもネガティブ思考をしてしまいますよね。
失敗したらどうしよう、自分になんかできるわけがない、自分には価値がないなどマイナス思考の反芻思考が大部分を占めることが多いです。
ところで1日に思考は何回くらいしていると思いますか?
私たちは1日に1.2万〜6万回の思考を行なっています。

そのうち約80%はネガティブな思考なのです。
発達障害があるならなおさらネガティブさが強そうと思いませんか?
さらに、1日の思考のうち、95%は前日と同じ内容の繰り返しなのです。

心当たりがありすぎませんか?
もうお分かりですよね。
発達障害がある場合は、不器用さのために普通の人以上にネガティブの度合いが強い傾向にあります。
このネガティブ思考は数回ならばそれほど影響を与えませんが、毎日4万回以上ものネガティブ思考が繰り返されており、大きな影響が出てしまうのです。
発達障害がある場合は、物事を達成できずに問題が発生することが多いので、特にネガティブ思考になりやすいです。
一般論でもネガティブ思考が大多数を占める中、発達障害の場合はそれ以上になることが多いので、ネガティブ思考の程度と量を少しでも減らせれば大きな変化が起きます。
でも祈るだけで願いが叶わないように、ネガティブ思考が直接最悪な事態を招く大きな力はないと言いたいですが、そうでもないのです。
これは一見逆のことを言っているようで同じことを言っているのです。
なぜだと思いますか?
普段、当たり前に手に入れているものに対して祈ることはありませんよね。
例えば不登校の生徒が明日こそは学校に行けますようにと願うことはあっても、皆勤賞の人がそのようなことを思うことはありません。
学校に行けることは当たり前のことだからです。
祈るという行為をしているということは、それをまだ手に入れていなく、手に入れることが難しいことと自ら証明しているのです。
人は心当たりがあることを繰り返し、反芻思考しているのです。

例えば、歌手ではない人が生放送のミュージックステーションで歌やダンスを失敗したらどうしようなど思いませんよね。
歌を歌ったことがない人は少ないかもしれませんが、ダンスの経験がなければなおさらです。
そんな発想さえ浮かばないものです。
だからネガティブ思考の内容は、あなたにとってとても心当たりがあることなのです。
とはいえ、そんなに簡単にプラス思考にはなれませんよね。
プラス思考のフリをするだけでも効果はありますが、それだけでは全然足りないのです。
他人は騙せても自分は騙せないからです。
所詮、フリはフリであり、ウソなのですから。
ではどうすれば良いでしょうか?
その方法は無料メルマガ「発達障害まい克服の方法」で教えていますので下記のリンクよりご登録ください。