こんにちは、斉藤麻美です。
当たり前のことは当たり前すぎて客観的に見ることはできません。

あなたにとって当たり前のこととは何ですか?
もしあなたが発達障害であれば、発達障害であること(普段の生活)は当たり前のことであり、このくらいできなくても普通だよねとスルーして問題の発見や克服が遅れてしまいます。
発達障害であること自体に気づくこともできないかもしれません。

私はいつも異常なほどに食い意地を張っていたのですが、私にとっては当たり前のことであり、それが異常だとは気づくことができませんでした。
異常な食欲は病気が原因で発達障害にも影響していました。
これは重度の低血糖が原因で、脳に糖分が十分に行き渡らないと発達障害にも大きな影響を与えてきました。

私はいつもご飯を美味しそうに食べるよねとよく言われていました。
保育士さんの話によると、幼稚園の初登園の日は緊張で食べない子が多い中、すごい食いっぷりだったそうです。
それ以来、私の食い意地はいつもネタにされてきました。

でもあんまりしっくりきていませんでした。
確かにご飯がお美味しいのはそうですが、毎日ご馳走を食べているわけではありません。
嫌いなものを食べていてもそう言われていたので、ずっと不思議に思っていました。
本人からすると食い意地は張っておらず、普通なのですが発達障害にも影響しているとは思いもしませんでした。
私は車の免許を合宿で取ったので、部屋と食事付きでした。
合宿なので知らない人も大勢食堂で食事をしていました。
ある日知らない人から突然「ケーキ食べた?」と聞かれたのです。

意味がわかりませんでした。
ちょうど2日前に誕生日を迎えたばかりだったので知らない人が何で私の誕生日を知っているのだろう?怖いなと思いながら食べてないですと答えました。

するとものすごいけんまくで「お前がケーキ盗んだんだろ!」と言ってきたのです。
意味がわかりませんでした。
例えば財布がなくなったと言われれば犯人として疑われていることをすぐに察することができますが、ケーキを盗んだという状況が理解できませんでした。
しかも全く面識がない人なんです。
合宿先はど田舎にあり、自転車で1時間かけて念願のケーキを買ってきて、共同の冷蔵庫に入れていたようなのですが、なくなったそうなのです。
そこでようやく犯人と疑われていることに気づきました。

当然食べていませんし、たまたま疑われるような行動をしていたとかでもありません。
ほかの人は違うと言っていたからお前が犯人だというのです。
なぜほかの人の違うは信じて、私の違うは信じてもらえないのか疑問でした。
知らない人なので普段から信頼があるとかないとかの話でもありません。
そして、翌日合宿中の噂になり、友達が私を無視し、知らない人の視線もとてつもないものでした。
幸い、その日の午前中に卒業して帰宅したことや周囲の態度の意味がわからなかったので、実害はほとんどなかったのですが、すごくカオスな光景だったな、何でこんな状況になったのかと本当に疑問でした。

でも最近その理由が一番の食いしん坊だからだとわかったのです。
私は病気のせいでいつも常にお腹が空いていて食い意地を張っているのが通常だったのです。
しかも発達障害とも関連性が深い病気でした。
今では治ったので食い意地を張ることはありません。
今でも平均よりは食欲がある方だと思いますが、私は以前の自分と比較してしまうので、めっきり食欲がなくなり、昔の自分がどれだけ食い意地を張っていたか客観的にわかるようになりました。
嫌いなものは嫌だなと思って食べているのに周囲からは食い意地を張って美味しそうに食べているように見えたというのは、昔は到底理解できませんでしたが、今考えると間違いなくそう見えていたと思います。
自分にとっての普通が一般的な普通とは限らないのです。
だから発達障害かもと言われたら、客観的に見てどうなのか自分の状態と発達障害の状態を比較してみましょう。
家族や先生などからはどのように見えているのか確認しましょう。
自分の評価と違ったとしたらどうして違うのかも考えてみましょう。

自分の評価は大したことはいと思っていても、周囲が問題視しているのなら、試しに不器用の1つを克服する方法を学んでみても良いかもしれません。
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