こんにちは、斉藤麻美です。
本日は、発達障害と被害者意識の関係についてお話しします。

被害者と被害者意識はどう違うと思いますか?
私は仕事柄、発達障害の相談によく乗るのですが、結局のところ友達、両親、同僚、恋人などとの人間関係のトラブルが1番多いです。

するとこんな酷いことをされたという被害者の主張が多いです。
発達障害があると、日常生活での困難さを感じることが多いので、世間のせいと感じることも多いでしょう。

でも不思議なことに発達障害があるかないかに関係なく相手側も同じ被害者だと言うのです。
おかしいと思いませんか?
両者が被害者であれば加害者はいないはずですよね。
加害者がいなければ被害者もいないはずなのです。
良かれと思って言った言葉が相手を傷つけることもありますよね。
このような主観的な価値観が被害者意識です。
交通事故で被害に遭って大怪我をしたのであれば被害者意識ではなく、実際の被害者ですよね。

発達障害があっても、主観的な価値観である観念がなければ、被害者意識を感じることはないのです。
被害者意識があると何でも悪い意味に捉えてしまうのです。
発達障害があっても、例えば物心つく前の子供の頃はまだ観念がついていないので、物事を観念を通して認識できないので、被害者意識を感じることはないのです。
例えば、かわいいねと褒められたとしたら、何か企んでいるのかもしれないとか、騙して利用してやろうと思われているのかもしれないなどと被害者意識を感じるかもしれませんが、観念がなければ何も思わないのです。
私たちは1日に5万回程度思考し、3万5千回程度決断をしています。

そんなにたくさん?と驚いた人も多いでしょう。
無意識の部分も多いですが、無意識が多いということは、被害者意識も無意識のことが多いという意味なのです。
観念が全くなければ被害者意識もゼロです。

観念をなくすことは難しいですが、少なくすることで被害者意識も減ります。
発達障害があるとどうしても失敗経験が多いために被害者意識を強く持つ傾向があります。
被害者意識がなく、観念がない状態であれば物おじすることなく、いろんなことにチャレンジして、多くのことを克服できますが、被害者意識が強いと物事に挑戦できず、克服ができないのです。
だからもっと被害者意識が強くなる環境になってしまい、悪循環になるのです。

ですから観念をなくす、あるいは減らすことがとても大事です。
生きている以上、被害者になることはあるかもしれませんが、被害者意識はあなた次第でなくすことができます。
被害者意識をポジティブな内容として捉えられれば発達障害があっても大きな変化を感じ、人生を豊かにすることができます。
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