こんにちは。斉藤麻美です。
本日は、わたしの学生時代について、お話ししようと思います。
わたしは、理科の実験があれば見ているだけ、調理実習があれば洗い物担当でした。
グループで行うので、他人任せというか、何をすれば良いのか全くわからず、不本意ながら、それしか選択できませんでした。
運動会でダンスがあれば、立ち止まってみているだけで、率先して行動することはありませんでした。
わたしが発達障害と疑われるようになったのは、何度も解雇され、30代になってからだったのです。
最終的に発達障害とは、診断はされていないのですが、20代までは、そもそも発達障害を疑われたこともありませんでした。
不器用で、何も自分ではできなかったのですが、消極的と捉えられただけなのかもしれません。
引っ込み思案ではあるけれど、率先して行動する、行動力自体はありました。
矛盾しているかもしれませんが、行動力がずば抜けていることは、周囲からよく誉められていたのです。
根本的には、行動力はあるものの、能力不足のために事柄によっては、行動力が発揮できていないことがあったのです。
それが、ことの重大さの発見を、遅らせた原因の1つでした。
だから、あなたもあなたのお子さんの行動に、何か思うことがある場合、しばらく観察してもわからない場合、本人に細かく突っ込んで聞くことをおすすめします。
大雑把に聞くだけの場合、物事の本質に辿り着けないかもしれません。
最初は大雑把でも良いですが、5W1Hを意識して聞くと良いです。
早期発見することで物事は、簡単にクリアできることも多いのです。
簡単な問題をスルーしておきながら、複雑な問題を解決できるわけはないのです。
ことが大きくなる前に対処しましょう。
わたしの場合、問題をするスルーする癖がついてしまったことも、原因の1つでした。
ガリ勉でしたが、興味があることは率先して、行動するようには一応していました。
一応ね笑。
どういうことかというと、興味があることが少ないので、興味があるフリをしながら、いろんなことを経験していました。
それは人生を楽しみたいですし、友達と仲良くなって、深い話をしたいと思ったからです。
いつも会話のネタがなくて、自分の話しかできなくて困っていました。
だからそういう自分も克服したくて、取り組んでいました。
でも結局、何の話にもついていけず、困っていました。
今でも鮮明に覚えているのですが、中学校の帰り道、友だちと数学の解法について話しながら帰っていたところ、友だちからいつも勉強の話、やめなよ、ジャニーズの話とかできないの?と言われたのです。
ジャニーズに詳しくなりたかったので、雑誌など読んでいたのですが、内容がわからなかったのです。
できるのは知ったかぶりくらいで、自らジャニーズの話を振るということは一切できなかったのです。
わたしが中学生だったのは、1990年代です。
スマホも携帯電話も無縁だった、当時の女子中学生の話題と言ったら、ジャニーズ1択でした。
だから、わたしはどうしても、友だちとジャニーズの話をしたかったですし、実習系も仲良くみんなでやりたかったのです。
でも、できなかったのです。
それはコミュ障だからではないのです。
結果的にはコミュ障ですが、根本的な原因は、会話についていけないこと、語彙力が極端に少ないことなのです。
この原因は、コミュ障ではなく、イメージ力やマルチタスクが苦手なために起こってしまうのです。
ですから、あなたのお子さんが、不器用だったり、人間関係がうまくできないようであればその原因を吟味する必要があります。
恥ずかしがり屋で人見知りなのか、それとも会話についていけないことが原因なのかなどです。
同じ結果でも、原因が違えば対処法は全く異なります。
車が故障したときも同様ですよね。
エンジンが壊れたのか、タイヤがパンクしたのか、ガソリンがないのか。
同じ動かない症状でも、原因が違えば、同じ対処法ではいけないのです。
わたしのように不器用だったり、発達障害がある場合は、イメージ力やマルチタスク(ワーキングメモリー)が苦手なことが原因でさまざまな問題が起きてしまうのです。
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