こんにちは。斉藤麻美です。
本日は物事を達成するための戦略はとても大事ということについてお話ししようと思います。
戦略とは、特定の目的を達成するために、長期的視野と複合思考で力や資源を総合的に運用する技術・応用科学のことです。
物事を行う際、能力が高いことはとても有利に働きますが、能力がなくとも戦略を立てることで大きなアドバンテージを得ることができます。
特に発達障害があるあなたの場合は戦略を知ることによってより良いアドバンテージを得られます。
今回は受験を例にして戦略の大切さの構図をお伝えしていきます。
志望校の分析を行うこと、過去問を解き、傾向を掴むことで目標を達成することができます。
この際当たり前ですが、志望校の受験科目や履修要件、条件などをしっかり確認しておく必要があります。
わたしの友人で東京に憧れて東京の学校を受験したものの、選んだ学部学科が北海道だった人がおり、とても残念がっていました。
また、東大へ多くの合格者を出している某進学校出身の友人は学年トップで東大は楽勝で合格できると言われていました。
そのため、大学入学共通テスト(センター試験)の勉強は1度もしたことがなかったのです。合格点を楽勝で取れるので、眼中になかったようですが、何と試験科目を間違え、出願できない事態となりました。
結局東大へのこだわりがなかった友人は現役で京大へ進学しましたが、こんなミスは普通は地獄ですね。
また、模試はいくつか種類があります。難関校志望であれば難関校向けの模試もありますが、一般的な模試も根本的には難関校向けなのです。
特に学力に自信のないあなたは、その事実をしっかり把握しておくことが大切です。
ですからあなたの志望校が難関校でないのであれば模試の結果は参考程度にして、実際には信用しない方が良いです。
というのも、模試と志望校の入試問題の傾向が明らかに違うため、判定は無意味だからです。
一般的な模試はある程度ハイレベルな人向けに考えられた問題だけが出題されていますが、標準レベルあるいは低いレベルの学校の場合はもっと簡単な入試問題しか出題されません。
なぜかというと模試の内容のような入試を行なってしまうとみんな同じような点数を取ってしまうから合否判定できないのです。
ですからもう少しレベルを下げた、その学校に適した出題をすると点数を取れる生徒とそうでない生徒にはっきり分かれて合否判定を出しやすいのです。
このような実情を事前情報として把握しておく戦略はとても重要です。
それと同じ理由から一般入試では9教科全ての成績を考慮する必要はありません。受験科目のみ考慮すればよく、内申点のことをそこまで心配する必要がないのです。
つまり不必要なこと、着目すべきでない点にまで目を向けることは得策ではありません。
もしもあなたが難関校レベルの学力ではなく、志望もしていないのであれば一般的な模試を受けてもあなたにとって難易度の高い問題はギリギリ解けないのか、全くわからないのか不明だからです。
でもその問題に対して得点を得られないことには変わりないのです。そのためその点を考慮せず、合否判定が出てしまいます。
このように、模試は志望校選定の目安になると思いがちですが、得点の獲得具合によってはそうとも限らないことがわかります。
このように相手や敵の情報を正しく知った上で、どう対処するかを適切に考えることが物事達成の近道となります。
但し、その方法を見つけ出すこと自体が難しいのです。
ついつい、弱気になって目の前にあるマイナスな情報ばかりを引き寄せていませんか?何かと理由をつけてできない理由を探していませんか?
発達障害があるなど、自分に自信がないとそのような傾向は強くなります。
しかし、それは真実のようで真実ではないのです。
あなたにとって1番有利な正当な方法で合格を勝ち取ることになんら問題はないのです。もちろんカンニングとかはダメですよ。
正しく適切な戦略を見つけ出すためには物事を対局的に見れる視点が必要です。物事を対局的に見るためにはマルチタスクをこなす能力が必要ですが、その能力はワーキングメモリーを養うことで達成できます。
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