こんにちは。斉藤麻美です。
本日は観念と正見について説明します。
観念とは、物事を主観的に捉える捉え方のことです。一方概念とは誰が見ても客観的に同一と解釈できるもののことです。
例えば、あなたは猫は好きですか?
この好き嫌いの感情のことを観念と言います。一方概念について猫を例に説明します。猫とは、4足歩行でにゃーと鳴く動物などと誰がどう見ても共通の認識が持てる事柄のことを言います。
このように猫を好きか嫌いか、またはどうでもいいなど人によって抱く感情が異なること、主観的な捉え方のことを観念といいます。
あなたは、日常的にあなたの観念で物事を判断し、決断し、実行しています。あなたが概念だと思い込んでいることも実は観念ということもあります。
例えば、成績優秀であることが良いこと、まじめが良いことなども主観であり、観念であり、概念ではないのです。
ポジティブシンキングであれば一部を除いて良い状態ですが、わたしたちはネガティブに考える傾向が強く、メンタルが弱い人が多いです。
そのため、ネガティブな観念は捨てた方が様々な選択を迫られたときに良い方向へ進みます。
このネガティブな思考はうつ病を発症、悪化させたり発達障害を悪化させることがあります。
一方で、危険を察知して注意することはポジティブシンキングのみでは対応できない場合もあります。不安や恐れがあるおかげで一歩立ち止まり、警戒して物事を慎重に遂行できるのです。
ですから一概にポジティブが良いとは言い切れないのです。ではネガティブとポジティブのバランスが取れていればそれで良いのでしょうか。
いいえ、それでは最善策とは言えないのです。
大事なのは物事をありのままに見る力です。それによって物事を正しく判断できるようになります。ではありのままに見るとはどういうことなのでしょうか。
テストで満点を取れば嬉しく思ったり、周囲から褒められて、将来に可能性を感じるかもしれません。
うつ病や発達障害があっても、良い出来事があれば普通に嬉しいですよね。
しかし、テストで0点を取ったらとても悲しくなったり、自分はダメだと自己否定をしたり、両親に叱られるのではないかと考えたり、全て投げやりになり絶望感を抱いたりするかもしれません。
無気力になり、何も行動できなくなるかもしれません。特にうつ病や発達障害があるとその傾向は強くなります。
このように結果によって振り回されるのであれば、良い状態とは言えません。良い結果がなければダメということになってしまいます。
一方ありのままに見るというのはテストで0点なら0点、満点なら満点という事実のみを認識することが大事です。
このありのままに見ることを正見と言います。そこに感情を含めないことによって、あなたの状態は良くなります。
例えば、0点であればその事実に落ち込むことなく、解決する手段を考えることができます。なぜ0点なのか、どの学習がどのように不足していて0点という結果になったのかを具体的に考え、対策をすることで得点を上げることができます。
テストの点数だとわかりづらいかもしれないので、別の例をお話しします。
あなたはチューリップの球根を植えましたが、ひまわりが咲いてしまいました。これはあなたに能力がないせいではなく、植えるものを間違えたためなのです。
実際はひまわりの種をまいてしまったので、チューリップの球根を植え直すことで修正できます。能力がないなどと判断することは主観であり、植えるものを間違えたという事実は正見です。
このように物事をありのままに見ることによってあなたが自分自身を責めることがなくなりますし、改善策を冷静に模索することができます。
これはうつ病や発達障害の問題を克服する上でも重要なことです。
但し、ネガティブな発想が染み付いている場合はなかなか払拭できません。それを払拭するためには観念を修正したり、手放すことが必要となります。
これはあなたが子どものころに身につけたものも多く、1つ1つ順番に取り除く必要があっるのです。
その方法は無料メルマガ「発達障害克服の方法」で教えています。
この方法を習得することで、物事を正見し、正しい方法で解決手段を考え、行動できるようになりますので下記のリンクから無料メルマガ「発達障害克服の方法」にご登録下さい。