こんにちは。斉藤麻美です。
本日は、質問の仕方によってその後の成果に大きく関わることを説明していきます。
発達障害がある場合、特にこの質問する力が不足していることによってパフォーマンスを発揮できないことがあるのです。
できる人とそうでない人の差はとても大きいように感じますが、1日1日の積み重ね、1秒1秒の使い方によって年月を重ねることで結果的に差が出てしまうだけであり、一瞬一瞬での差はあまりないのです。
ですから発達障害があっても1日1日着実に行うことで成果を出すことができます。
質問する際は、何がわからないかを伝えるだけでなく、何がどのようにどうしてどの程度わからないのか具体的に質問する必要があるのです。
質問の仕方が具体的であるかどうかによって、その物事を理解できるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
理解できた場合は次のステップへ進めます。その繰り返しによってできる人は成果をあげますが、できない人は初期の段階で成長が止まってしまうのです。
また、単純に質問するのではなく、具体的に質問事項を考えることは、仮に教えてもらうことができなかったとしても、成長することができます。
その理由は、具体的に考える過程の中で、質問しなくとも自分自身で答えに辿り着くことは多々あるからです。
ですから、質問をするときにだけ物事を具体的に考えるのはなく、常に質問をするつもりで物事を考えることで、自問自答し、答えに辿り着けることもあります。
また、あなたのレベルを先生にきちんと把握してもらうことが大事です。
わたしが受験生だったころ、数学の先生がある生徒から質問を受けたそうです。
偏差値70の大学の過去問について質問されたそうです。オンライン上で授業を受けていて、実際に対面したのは初めてだったので、先生にとっては初対面の生徒でした。
そのため、先生は生徒に数学の偏差値を聞いたそうです。
すると65と答えたため、65相当の教え方をしましたが、理解してもらえず、不審に思い、事務スタッフから模試の成績を聞いたそうです。
すると数学の偏差値は40程度だったのです。
その生徒は偏差値40の人間が70を目指すことが恥ずかしくて言えなかったそうなのです。
先生としてはレベルに対応した教え方をしたかったため、目安として偏差値を聞いたようです。
このように相手のレベルやどこがどのようにわかっていないかわからないと効率的な指導ができないのです。
ただ、わからないことがわからないという事態のことの方が多いかもしれません。
どういうことかというと、例えばあなたが中学生だとして、数学の授業で方程式がわからないとします。しかし、実は九九すらわかっていなかったら、何も全然わからないと言うしかないですよね?
ましてや方程式のどの部分がわからないかなどという質問はしようがありません。
九九がわからないことを認識し、九九ができるように勉強する必要があることを認識できていないかもしれないのです。認識しているのなら、なぜ今まで対処せずに放置してきたのか疑問だからです。
ですからわからないところがわからない場合でも、わかる範囲で疑問点を具体的に質問する必要があります。
ただ、それではやっぱり問題解決するには程遠いのです。根本的な疑問点を認識できずに本題を議論できないわけですから成果はほんの少ししかないのです。
九九を放置したまま、方程式の数字のパターンを全て丸暗記しても方程式を理解したことにはなりませんね。
暗記したパターン以外が出題されれば当然解答できませんし、暗記していたものを忘れたらいっかんの終わりです。しかも、定期テストでは乗り切れたとしても、模試ではきっと撃沈するでしょう。
しかし、問題点を掘り下げて、少しずつではありますが、問題の根底にたどり着く方法があります。
そもそも、問題点の根底を認識・把握できない原因は物事の捉え方にあるのです。物事の見え方が表面的にしか見えていなければ永遠に根底の問題に辿り着けません。
これは勉強に限らず、仕事や友人との雑談など全てのことについて同様のことが言えます。
発達障害がある場合は物事の見え方が表面的で単純な場合があるので、具体的に考えられず、質問もうまくできないのです。
これを解決するためには脳の使い方、つまり右脳と左脳の効果的な使い方が必要になります。
また、同時に複数のことを考え、マルチタスクをこなすことが必要です。
つまり物事の表面だけでなく具体的に考える力を養うためにはマルチタスクをこなす能力であるワーキングメモリーを鍛える必要があります。
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